日本では運転免許証を定期的に更新する必要がありますが、海外ではどうなのでしょうか。更新が不要な国や、10年・15年ごとに更新する国はあるのか、写真は毎回撮り直すのか。本記事では、日本・韓国・英国・ドイツの制度を比較し、免許そのものの有効期限と写真付きカードの更新の違いをわかりやすく解説します。
結論
- 運転免許の更新制度は国によって異なる。 更新不要に近い制度もありますが、免許の種類や年齢などの条件を確認する必要があります。
- 韓国は原則10年ごとに更新する制度がある。 年齢などによって更新期間が短くなる場合があります。
- 英国では写真付き免許証を通常10年ごとに更新する。 写真や本人情報を最新の状態に保つことが重要です。
- ドイツでは一般的な乗用車の免許証カードが通常15年有効。 カードの交換と運転試験のやり直しは別の手続きです。
- 写真の扱いは国によって違う。 更新時に新しい写真を提出する国もあれば、オンライン申請や窓口での手続きによって対応できる場合もあります。
FAQ
Q1. 運転免許の更新が一切ない国はありますか?
A. 更新不要に近い制度や、運転資格そのものに通常の定期更新を設けていない制度はあります。ただし、免許証カードの交換、年齢に応じた検査、健康状態の確認などが必要になる場合があります。「免許証を交換しなくてよいこと」と「運転資格が生涯有効であること」は区別して考える必要があります。
Q2. 10年ごとに更新する国では、写真も10年ごとに撮り直しますか?
A. 英国のように写真付き免許証を10年ごとに更新する国では、写真も更新対象です。ただし、申請方法によってはパスポートの写真を利用できるなど、必ずしも毎回新しく撮影するとは限りません。具体的な条件は各国の行政機関の案内で確認しましょう。
Q3. この記事はどんな人におすすめですか?
A. 日本と海外の運転免許制度を比較したい人、海外移住や長期滞在を予定している人、免許証の更新や写真の提出方法に関心がある人におすすめです。
海外の運転免許制度を比較!更新期間・写真・カードの有効期限
1. 更新不要の国はある?免許の有効期限を正しく理解する
海外の運転免許制度を調べる際に、まず理解しておきたいのが「運転資格」と「免許証カード」の違いです。
運転資格とは、法律上、自動車を運転することが認められている資格です。一方、免許証カードは、その資格や本人情報を証明するための書類です。
この2つを同じものとして考えると、海外の制度を誤解することがあります。
例えば、免許証カードの有効期限が切れても、所定の手続きを行えば運転資格自体は継続する制度があります。反対に、更新時に視力検査や健康状態の確認などが必要となる制度もあります。
また、更新が不要とされる制度でも、年齢や健康状態、免許の種類によって例外が設けられている場合があります。
そのため、「更新がない国」を調べるときは、次の3点を確認することが大切です。
・運転資格そのものに有効期限があるか
・免許証カードの定期的な交換が必要か
・写真、視力、健康状態などの確認が必要か
なお、更新制度がない国があるとしても、すべての運転者が生涯にわたって手続き不要で運転できるとは限りません。国ごとの制度と個人に適用される条件を分けて確認しましょう。
2. 10年・15年ごとに更新する国は?日本・韓国・英国・ドイツを比較
更新期間の違いを具体的に理解するために、4か国の制度を比較します。
日本では、一般に運転免許証の有効期間は3年または5年です。年齢や運転経歴などによって異なり、更新時には適性検査や所定の講習などが必要になります。
韓国では、一般的な運転免許について原則10年ごとの更新制度があります。ただし、65歳以上など、年齢に応じて更新期間が短くなる場合があります。免許の種類や適用条件によっても扱いが異なるため、個別の条件を確認することが大切です。
英国では、通常の写真付き免許証を10年ごとに更新します。ここで重要なのは、10年という期間が写真付きカードの行政上の有効期間に関係していることです。カードの更新は、必ずしも運転試験を最初から受け直すことを意味しません。
ドイツでは、2013年1月19日以降に発行された一般的な運転免許証カードの有効期間は通常15年です。期限が来た際にはカードの更新が必要ですが、通常のカード交換だけで運転試験を再受験するわけではありません。
各国の特徴をまとめると、次のようになります。
国名 一般的な更新・交換期間 主なポイント
日本 原則3年または5年 年齢や運転経歴などによって異なる
韓国 原則10年 年齢などにより短縮される場合がある
英国 写真付きカードは通常10年 写真や本人情報を更新する
ドイツ カードは通常15年 カード交換と運転試験は別
これらの期間は一般的な制度を示したものであり、すべての運転者に同じ条件が適用されるわけではありません。特に高齢者や業務用車両の運転者などは、別の規定が適用されることがあります。
また、ドイツでは古い形式の免許証について、現在のカード形式に交換するための経過措置が設けられています。古い免許証を持っている場合は、発行時期や年齢などに応じた交換期限を確認する必要があります。
3. 免許更新時の写真はどうなる?撮り直し・持参・オンライン申請の違い
運転免許の更新で気になることの一つが、写真を毎回撮り直す必要があるかどうかです。
写真の扱いは国によって異なり、更新期間が同じでも申請方法まで同じとは限りません。
英国では、写真付き免許証を通常10年ごとに更新します。オンライン申請では、条件を満たせばパスポートの写真を利用できる場合があります。一方、郵送で申請する場合には、規定に合った写真の提出が必要になることがあります。
つまり、10年ごとにカードを更新するからといって、必ず写真館などで新しい写真を撮影しなければならないとは限りません。
韓国では、更新手続きにおいて所定の写真要件を満たす必要があります。写真のサイズや提出方法については、最新の行政案内や申請方法によって確認することが重要です。
ドイツでは、免許証カードの交換に際して、本人確認書類や所定の写真などが必要となります。カードの有効期限が15年であることと、写真をいつ撮影するかは、別々の条件として考える必要があります。
日本では、免許証の更新時に申請用写真が必要となる場合がありますが、更新窓口によっては写真を持参する必要がない場合もあります。申請場所や手続きの種類によって必要書類が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
写真に関して確認したいポイントは、次の4つです。
・写真の持参が必要か
・窓口で撮影できるか
・パスポートなどの既存の写真を利用できるか
・写真のサイズ、背景、撮影時期などに指定があるか
海外で免許を取得したり、外国の免許を更新したりする場合には、写真の条件だけでなく、居住資格や本人確認書類の要件も確認しましょう。
まとめ
普通自動車の運転免許制度は国によって異なり、更新不要に近い制度から、10年や15年ごとに免許証カードを交換する制度まで、さまざまな仕組みがあります。
韓国は原則10年ごとの更新、英国は写真付き免許証を通常10年ごとに更新、ドイツは一般的な免許証カードが通常15年有効という特徴があります。一方、日本では一般に3年または5年ごとの更新が必要です。
ただし、免許証カードの有効期限と運転資格の有効期限は必ずしも同じではありません。また、写真についても、毎回新しく撮影する国、既存の写真を利用できる場合がある国、窓口で撮影できる国など、取り扱いに違いがあります。
海外の制度を比較するときは、更新期間だけで判断せず、写真の提出方法、年齢による例外、視力や健康状態の確認、古い免許証の交換期限なども含めて確認することが大切です。
制度は法改正によって変更される可能性があるため、実際に手続きを行う際は、各国の最新の行政案内を確認しましょう。

