美容師数は全国に何人?現役と免許取得者の違いを解説

雑学

美容師は全国に何人いるのでしょうか。「美容師数」という数字を調べると、50万人を超える人数が出てくる一方、国家資格を取得した人の累計はさらに多いとされることがあります。しかし、現役で美容室などに従事している美容師数と、美容師免許を取得した人の数は同じではありません。この記事では、最新の公的統計をもとに、現在働いている美容師数、美容所数、新規免許登録者数などを整理し、「日本には美容師が何人いるのか」という疑問を分かりやすく解説します。

美容師数は全国に何人いる?

現在、全国で実際に美容業務に従事している美容師は、約58万人です。

厚生労働省の最新公表データでは、2024年3月末時点の「従業美容師数」は579,768人でした。前年から7,958人増加しており、美容師として実際に仕事をしている人は増加傾向にあります。

ここで重要なのが「従業美容師数」という言葉です。これは美容師免許を取得した人をすべて数えた数字ではなく、実際に美容業務に従事している美容師を示す統計です。

つまり、「日本に美容師免許を持っている人が約58万人しかいない」という意味ではありません。

美容師免許を取得した後に、美容室を退職した人、別の仕事に転職した人、家庭に入った人なども考えられます。そのため、免許取得者の累計と現在の従業美容師数には大きな違いがあります。

「美容師は何人いるのか」という質問に対して、現在働いている人数を知りたいのであれば、579,768人という「従業美容師数」が最も分かりやすい数字です。

美容師が働く美容所は全国に何軒ある?

美容師数と合わせて確認したいのが、美容師が働く「美容所」の数です。

2024年3月末時点の全国の美容所数は274,070施設でした。前年と比較すると1.5%増加しています。

単純に美容師数を美容所数で割ると、1施設あたりの従業美容師数は約2.1人になります。

もちろん、これはあくまで全国平均です。大型の美容室では多数の美容師が勤務する一方、個人経営の美容室では1人または少人数で営業しているケースもあります。

この数字から分かるのは、日本の美容業界が非常に多くの小規模店舗によって構成されているということです。

美容師579,768人に対して美容所274,070施設という規模を考えると、美容室は全国の非常に身近な場所に存在するサービス業だといえます。

また、美容所数そのものは増加しているため、「美容室が減っているから美容師の仕事がなくなっている」という単純な状況でもありません。一方で、店舗数が多いことは競争の激しさにもつながります。

美容師免許を取得する人は年間何人?

美容師は国家資格です。美容師として仕事をするためには、美容師国家試験に合格したうえで免許登録を行う必要があります。試験に合格しただけでは免許証が交付されず、免許登録の手続きが必要です。

新規の美容師免許登録者数を見ると、近年は年間約1万8,000~1万9,000人で推移しています。

最新の令和7年度は19,261人、令和6年度は18,337人、令和5年度は18,329人でした。

過去にはさらに多い時期もあり、平成17年度には29,452人、平成18年度には26,893人、平成19年度には26,533人の新規美容師免許登録がありました。

一方、近年は年間2万人前後の水準となっています。

この数字を見ると、「美容師になる人が毎年大量に増えている」というより、毎年一定数の新人が業界に入っていると考えるほうが適切です。

「美容師免許取得者数」と「現役美容師数」はなぜ違う?

美容師数を調べる際に最も注意したいのが、この2つの数字を混同しないことです。

「従業美容師数」は現在、美容業務に従事している人数です。一方、新規免許登録者数は、その年度に新しく美容師免許を登録した人数です。

例えば、令和7年度には19,261人が新たに美容師免許を登録しています。

しかし、この19,261人がそのまま翌年以降も全員「現役美容師」として残るわけではありません。

美容師として働いた後、他業種へ転職する人もいます。また、結婚や出産、育児などをきっかけに美容業務から離れる人もいます。逆に、一度離職してから再び美容師として働く人もいます。

そのため、「過去に美容師免許を取得した人を全部足せば、現在の美容師数になる」という計算はできません。

免許制度上、美容師免許は試験合格後に登録されて交付されるもので、現在働いているかどうかとは別のものです。

したがって、検索するときも「美容師数」「現役美容師数」「美容師免許登録者数」「新規美容師免許登録者数」を区別することが重要です。

美容師数は今後も増える?業界の規模をどう見るべきか

美容師数は現在も大きな規模を維持しています。2024年3月末の従業美容師数は579,768人で、前年より7,958人増加しました。美容所数も274,070施設となり、前年から増えています。

一方で、美容業界には店舗間競争という課題があります。美容室の店舗数が多いことから、地域によっては顧客獲得競争が激しくなります。

単純に「美容師が増えているから仕事が安定している」と判断することはできません。

これから美容師を目指す人にとっては、資格を取得するだけでなく、カット、カラー、パーマなどの技術に加えて、接客力や得意分野を身につけることが重要になります。

また、美容師免許を取得すると、美容室で働く以外にも、独立開業や管理美容師など、経験に応じて仕事の選択肢を広げることができます。

美容師数約58万人という数字は、日本の美容業界が非常に大きな市場であることを示しています。しかし、その中で長く働くためには、人数の多さだけではなく、個人の技術やサービスの差別化も重要になっています。

まとめ

日本で現在、美容業務に従事している美容師は、2024年3月末時点で579,768人です。約58万人という非常に大きな人数で、美容業界が日本の主要なサービス産業の一つであることが分かります。

同じ時点の美容所数は274,070施設で、前年より1.5%増加しました。美容師数と美容所数の両方が大きな規模を維持しています。

また、新しく美容師免許を登録する人は、近年では年間約1万8,000~1万9,000人です。令和7年度は19,261人でした。

ただし、「現役美容師数」と「美容師免許を取得した人の累計」は別の数字です。免許を持っていても現在美容業務に従事していない人がいるため、過去の免許取得者をすべて現役美容師として数えることはできません。

美容師数を正確に知りたい場合は、「現在働いている人数」と「免許登録者数」を分けて見ることがポイントです。

よくある質問(Q&A)

Q1. 日本の美容師は何人いますか?

2024年3月末時点で、全国の従業美容師数は579,768人です。約58万人が現在、美容業務に従事していることになります。

Q2. 美容師免許を持っている人は約58万人ですか?

いいえ。約58万人という数字は「従業美容師数」です。免許を取得していても現在美容業務に従事していない人がいるため、免許登録者全体とは一致しません。

Q3. 美容師免許を取得する人は年間何人ですか?

令和7年度の新規美容師免許登録者数は19,261人でした。令和6年度は18,337人、令和5年度は18,329人です。

Q4. 日本の美容室は何軒ありますか?

2024年3月末時点で、美容所は全国に274,070施設あります。前年から1.5%増加しています。

Q5. 美容師は国家資格ですか?

はい。美容師は国家資格です。美容師国家試験に合格した後、免許登録の手続きを行うことで美容師免許が交付されます。

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